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映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』作中の衣装や装飾などにフォーカス!場面写真、初解禁のスケッチ画を公開

©2020 Focus Features, LLC.

【ニュース】

ブラックでセンシティブなテーマと相反するポップでカラフルなビジュアルを構築した意図とは?

本作ではキャシーのファッションや、彼女が働くカフェ、ライアンとのロマンスシーンな ど多くの場面において色彩豊かなカラーが取り入れられている。“復讐劇”という暗いテーマ とは対照的なポップなビジュアルも、話題のひとつとなっている。

©2020 Focus Features

フェネル監督が緻密に練った装飾

フェネルは「“女の子が好きなのも”を再利用して恐ろしいものを作りたかった」と話し、この作品をあえて鮮やか な色彩で彩った。また「女性はうまくいっていないときほど 自分を奇麗に着飾るの」と昼間のキャシーにはリボンやギンガムチェックをたくさん着せ“私は元気”という雰囲気を醸し出したとも言う。観る人にある種の違和感を抱かせ、キャシーの人生の何 かが酷くゆがんでいることを示唆いるのだ。

©2020 Focus Features, LLC.

主人公の表情と共に変わる色彩

ポップな彩り以外にも、キャシーの心情を表現するビジュアルにも注目してほしい。

© Focus Features

キャシーの両親が暮らす家は、ゴージャスな家具を用いて80 年代を感じさせる幻想的な空間である。しかし家具たちはどこ か色あせ、長年手入れをされていないような状態となっている。これは、ある事件から時が止まり、現実の世界に直面しないキャシーの生活=心と結びついているようにも感じられる。一方、夜な夜な出歩くキャシーには特定の男性に魅力的に見られるための武装ともいえるさ様々なスタイルがデザインされた。ある晩は華やかなヒップスター、ある晩は仕事帰りの女、そしてボディコンシャスのドレスに身を包む。

ナンシー・スタイナーのこだわり抜いた衣裳 

衣裳を担当したナンシー・スタイナーは、ソフィア・コッポラ監督の『ヴァージン・スーサイズ』(99)、『ロスト・イン・ トランスレーション』(03)、ヨルゴス・ランティモス監督の 『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』 (17)など、個性派映画監督とのコラボレーションで知られる。本作において、テレビと画で幅広く活躍していある全米衣裳デザイナー 組合賞(CDGA) で衣裳デザイン賞(現代映画部門)を受賞。そんな彼女が描いたデッサン画は、コスチュームだけでなく背景も色彩を取り入れ、映画の世界観そのものを描く。



Nancy Steiner/Universal Pictures

カフェでのスケッチ画を見ると、パステルカラーを使っ たトップスで防御感はなく、ラフでありつつもカフェ自 体が彼女の空間としてマッチしている。ナースのコスプレのスケッチ画を見ると、木目の背景に派手な髪色に ポーズを決め、勝負服といった印象。彼女は医大を退い ていながら、なぜこのユニフォームを着なければいけなかったのか、興味をそそるビジュアルだ。スリリングなテーマながら、ポップな絵からも引き立つ甘いキャンディに包まれた猛毒に、全身が痺れること間違いない。


脚本・監督:エメラルド・フェネル「キリング・イヴ/Killing Eve(エグゼクティブ・プロデューサー)」 編集:フレデリック・トラヴァル
出演:キャリー・マリガン、ボー・バーナム、アリソン・ブリー他 2020年/アメリカ/英語/113分/シネスコ/ドルビーデジタル/
原題:PROMISING YOUNG WOMAN/日本語字幕:松浦美奈
ユニバーサル映画 
配給:パルコ 映倫:PG-12
7月16日(金)TOHOシネマズ 日比谷&シネクイントほか全国公開

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